オススメ漫画
たまには私のはまっている漫画の紹介でも。。

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輝夜姫/清水玲子
気がついたら始まってから10年経過しています、この漫画。
現在24巻目が発売されています。タフですこの漫画家さん(笑)

ストーリーは現代なのかな?清水さんの描く漫画はいつも少女漫画らしくなくて、画力も素晴らしいし話もファンタジーというよりSF寄りで、凄く複雑に計算されていて、その割に基本はシリアスですがギャグも織り交ぜられていて突っ込みを入れる隙がない。下手なSF映画より断然素晴らしいです!

20巻から読んでいなかったので週末一気読みしました。この中で今までにない展開で登場人物の心理が描かれていてハッとしたのでぜひ紹介したくなりました。

主人公の女の子と晶(あきら)と共に育って来たまゆ。彼女は晶に異常なまでに依存していて晶無しには生きられない。その偏愛から母親を事故で殺してしまうが、それすら後悔していない。晶に近づく人間に強く嫉妬し、周りの人間を傷つける。
そんな彼女の幼い頃に別れた父親が現れ、話は展開して行くのだがその父親も晶を偏愛していて晶が家族として育てられた為に自分の家族は崩壊した事を知る。まゆが晶を道づれに毒ガス自殺を図ろうとするシーン。ここで父親は娘のまゆでなく、晶を助けるように指示を出す。解毒剤は1つしかないのだ。まゆはここで自分が今まで自分以上に可哀想な人はいくらでもいる、と自分の生い立ちや境遇を自覚した事はなかった。でも今父親から目の前で見捨てられ、死の淵に立って初めて自分が世の中でどんなに可哀想な人間なのかに気づく。二人のうちのどちらかに唯一の解毒剤を打つ、という指示をだされたのがいつも優しく優柔不断でおっとりした碧。彼も晶にずっと好意を持っていたけれど、父親に目の前で見捨てられたまゆに強烈に哀れさを感じて、迷ったあげくまゆに解毒剤の注射を打つ。碧はいつもまゆに苛められて来たというのに。。
話を省略すると結局晶は助かるのだが、まゆを助ける時に防護服が破れ、毒ガスを吸った碧一人が植物人間に成り果ててしまう。
この事件をきっかけにまゆは変わっていく。自分が変わらなければ碧が可哀想だと気づいたのだ。そして献身的に碧の介護をするまゆ。。


こうやってあらすじを書いてしまうと凄く陳腐に感じてしまいますが、この事件はこの漫画自体の5%程度の話です(笑)そう書いたらこの物語がどんだけ壮大か、お判りいただけるでしょうか?

ずっとうとまれキャラだったまゆの更正と優柔不断で要領の悪い碧の純粋さと悲しさ。
漫画喫茶でも古本屋でも、ぜひこの漫画を見かけたら読んでみてください。
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by nekolovein | 2004-08-29 19:49 | アンテナ
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